新千歳空港からニセコへの冬期レンタカードライブ、おすすめルートと予約方法

2019/12/18 NEWS

千歳空港からニセコまでのアクセスとしてレンタカーを利用する場合について紹介します。空港からは直行バスが便利ですが、3~4人ならレンタカーを使うのもいいですね。

●どんなルートがあるか?

まずはルートについてです。
空港からは、国道276号で支笏湖の横を通り美笛峠を越え、京極町を抜け、倶知安町に入るのが一般的なルートです。空港からの直行バスもこのルートを走ります(ルスツに寄る便は、京極町でなく、真狩村を通る)。ですが、このルートはハイシーズン期間、千歳市街地からニセコまでずっと雪道のことも多く、厳しい美笛峠越えがあり、道幅もそこまで広くないので、なかなかハードなドライブとなります。

▲美笛峠ルート

基本的に北海道の12月~3月のハイシーズンは、スノードライブに慣れていない方にレンタカーはおすすめしません。雪道を運転したことがない方は、バスを利用してください。

雪道は運転したことがあるけど、でもちょっと不安、それでもなんとかレンタカーで来たい場合は、千歳から高速にのって札幌、小樽を経由し、余市から国道5号線を通るルートをオススメします。
距離は美笛峠ルートよりありますが、高速道区間が長く、大きな峠越えもないので運転はしやすい道です。このルートは大雪の予報が出ているときも検討の余地があります。

▲小樽・余市ルート

2018年12月に後志自動車道が小樽から余市まで開通し、時間的にも短縮されました。将来的には倶知安まで道路が延長される予定です。

路面状況は以下のページよりWebカメラで確認できます。

北海道開発局 カメラ画像
https://info-road.hdb.hkd.mlit.go.jp/RoadInfo/index_gazou2.htm

美笛峠ルートは国道276号の「美笛峠滝笛」のカメラ

小樽・余市ルートの高速区間は「札樽道」のカメラ

小樽・余市ルートは国道5号の「稲穂峠稲穂TN」のカメラ

を確認してください。これらのカメラで路面に雪がなければ比較的運転しやすい状況と考えていいでしょう。「詳細はこちら」のリンクで「走りやすさ」のランクも確認できます。

なお、札幌からの場合は、中山峠経由するのが一般的ですが、この峠もなかなか厳しい(雪が多い)ところです。旅行者の方は、高速を利用し小樽・余市ルートを通ることも検討してください。

●お得なレンタカーの予約方法

レンタカーの予約ですが、楽天トラベルやじゃらんといった予約サイトからのほうが安い価格が出ていることが多いです。レンタカー会社直接の予約のほうが高いこともあるので調べてから予約してください。

また最近は格安のレンタカー会社が増えてます。千歳空港ではワンズレンタカー、トクトクレンタカー、クイックレンタカー、ちょいのりレンタカーなどの会社があります。3日間で免責入れても1万円前後から借りることができるので、2名以上ならバスよりお得。車が古い、カーナビが古い、事務所がボロい、スタッフが少ないなど、メジャーレンタカー会社(ニッポンレンタカー、トヨタレンタカー、ホンダレンタカー、オリックスレンタカーなど)に比べマイナス面はあるものの料金はかなり抑えられています。

車はどのレンタカー会社でも冬はスタットレスタイヤ装備が基本です。ですがスタットレスでも滑る路面はありますので、スタッドレスを過信しないで運転してください。

●オススメルートはこれ

最後にオススメのルートを紹介します。
朝、千歳に到着して、当日も滑りたい方は美笛峠ルートならルスツ、小樽・余市ルートならサッポロテイネが途中にあるので、半日ニセコ以外で滑るプランもありです。早朝到着便なら、ちょうど午後券で滑るくらいの時間にスキー場に到着できると思います。

午後に千歳に到着して当日滑らないなら、小樽・余市ルートを通り、余市インターを降りてちょっと海側にいったところにある鶴亀温泉に寄って、余市の柿崎商店(地元海鮮がお手頃価格で食べられる)で海鮮を食べてからニセコに向かうのがおすすめルートです。時間があれば小樽観光もできます。ただし、小樽インターで高速を降りると、同インターからは後志自動車道には入れないので注意してください。小樽で過ごしたあとは、一般道で余市方面に向かうことになります。

車があればニセコに着いたあとも何かと便利です。大きなメリットはキロロ、ルスツのスキー場にも行きやすくなる(カシノヤより約1時間)ことと、ちょっと遠くだけど穴場の温泉(雪秩父、五色温泉、幽泉閣など)にも足を延ばせることだと思います。

では運転には十分注意して、ニセコまでいらっしゃってください。